2015年 06月 06日
白神山地(留山~十二湖) |
白神山地は、秋田県北西部と青森県南西部にまたがる約13万haに及ぶ広大な山地帯の総称です。
ここには人為の影響をほとんど受けていない世界最大級の原生的なブナ林が分布し、この中に多種多様な動植物が生息・自生するなど貴重な生態系が保たれており、1993年(平成5年)12月に世界遺産(自然遺産)に登録されました。 (ガイドブックより)
世界遺産地域は、核心地域と緩衝地域に区分されていますが
核心地域においては、次世代に貴重な自然環境を引き継いでいくため、人手を加えないことにしてあり既存の歩道を含めて、ルートの整備はないそうです。
なので、核心地域にある山頂登山とか縦走とかのルートはなく、
一般的には暗門の滝、十二湖、崩山、白神岳、小岳、二ツ森、藤里駒ケ岳、岳岱自然観察教育林などいったような軽登山やトレッキングコースなど、いくつかのコースを分けて歩くようです。
今回のツアーはとても広範囲の移動で、立ち寄る場所もいくつかあったので、
自分なりに地図をチェックしてみました(笑)
今回のツアーでは、まず秋田県側から
白瀑神社でガイドさんと合流
留山(とめやま)トレッキング
秋田県山本郡八峰町に位置する山で、全国各地にある留山同様、「伐採を留める」ということからその名が付きました。通常ブナは標高400メートルを超えた辺りに生えますが、留山は標高160~180メートルほどでありながらブナが生い茂るという珍しい場所です。遊歩道やベンチも整備されており、散策感覚で白神山地を満喫することができます。
荒廃をふせぐため、ここの入山にあたっては白神ガイド等の同伴が必要です。
今回もガイドさんのお話を聞きながら森の成り立ち、自然の息吹を心の底までかんじることができました。入山とともにピーキョロロと澄んだ声で鳴くアカショウビンという鳥にも歓迎されたようで遠くに近くにその声を聞きながら、あるときは頭上を飛ぶ姿さえ目にすることができてとってもラッキーでした♪
もう少し海岸線をバスに乗って北に移動。
真瀬渓谷・三十釜 (ませけいこく・さんじゅうがま)
渓流釣りでも人気の真瀬渓谷。その中でも三十釜と呼ばれる場所は、奇岩や穴つぼの間を縫うように川が流れることで名所となっています。新緑と川の流れがとても綺麗でした。
歩いて行くとぶなっこランドに到着。ここで館長さんから青秋林道のお話をきくことが出来ました。
(青森県と秋田県にまたがる林道開発が多くの反対運動で中止になったことが、結果世界遺産となる白神山地を残した)
ぶなっこランドからアスファルトの道が終わるまで車で走り続けると、アスファルトが終わったところが二つ森の登山口だとききました。車から降りたところで世界自然遺産の入口なんですね~
宿泊はアオーネ白神十二湖
コテージが何棟も並んで北欧の雰囲気がとても素敵です。
室内も綺麗に掃除してあって、寛ぐことができました。
一棟にリビングの他に寝部屋が3つ、ベッド6客数。
そこに二人だけの割り当ては贅沢というより少し寂しかった(笑)
別棟にある大きな温泉にゆっくり入って疲れをとりました。
ぐっすり眠りましたが、朝雨の音で目が覚めました。
バスに乗り込んで出発の頃には雨脚も弱まり、天気予報でもこの後には雨は上がるとのこと、
今日もまたラッキー♪
日本キャニオンというのは、
崩山の崖の様子がグランドキャニオンに似ている様子からついた名前です。
十二湖は白神山地の西側に位置し、江戸時代(1704年)の大地震によって沢がせき止められ、形成されたのだそうです。
崩山の中腹(大崩展望所)から眺めると、大きな池が12ほど見えたことから「十二湖」といわれるようになったと言われ、広大なエリアに、大小さまざまな池と、天然のブナをはじめとする森林の中で、野生の動物や野鳥、小さな昆虫などが豊かな生態系を育んでいるところです。
森林浴によるリラックス効果が認められる「森林セラピー基地」としても認定 されているそうですが、ゆっくり歩き深呼吸をしたり小鳥のさえずりに耳を傾けたりと、、
本当に身心ともに解き放たれてリラックスしている自分を感じることができました。
↑
カツラの木
↓
ブナの木は樹齢50年で缶ビールくらいの太さ、100年で人間の腰回りくらいの太さに成長するそうです。たくさんの実を付け落ちた実から環境の良いところでは芽を出し育っていきます。
今年新芽を出したばかりのブナ
↓
本葉がでたブナ
↓
カワセミやアカショウビンをねらって大砲レンズを構える常連さんがいらっしゃいました。
ピーキョロロ♪鳴き声は聞こえたけれど残念ながら私が捉えたのはカケスという鳥だそうです。
しかも、ピンボケ(笑)
森羅万象。。。
水の生まれる森が万象を育む。。。
朽ちた大木が暗い森に陽だまりをつくるとそこには新しい芽生えが始まる。
生物が集まり肥沃で芳醇な大地を作る。
歩く途中で時々立ち止まり、目を閉じ胸をひろげ深呼吸する。
木肌に触れ、風の音を聞く。鳥が羽ばたき木の葉を揺らす。
鳴き声がこだまする。
「木霊」と書いて「こだま」、、ここにいてなるほどと実感できます。
白神山地が開発されなかった理由にブナの木が柔らかくて加工品にならなかったことと
第一番には水源の保護だったそうです。
沸壺の池
写真中央付近から水が湧いて池に流れ込んでいるそうです。
青池
鶏頭場の池
ハクウンボク
ハクウンボクという木の花は毎年は咲かないのだそうで、この木の花を見れたひとは幸運と言えるでしょうと、ガイドブックには載っているそうで、これもまたラッキ~♪
いくつものラッキ~が重なってほんとうに素晴らしいトレッキングを楽しむことができました。
アルバム
↓
白神山地(留山~十二湖トレッキング)アルバム
ここには人為の影響をほとんど受けていない世界最大級の原生的なブナ林が分布し、この中に多種多様な動植物が生息・自生するなど貴重な生態系が保たれており、1993年(平成5年)12月に世界遺産(自然遺産)に登録されました。 (ガイドブックより)
世界遺産地域は、核心地域と緩衝地域に区分されていますが
核心地域においては、次世代に貴重な自然環境を引き継いでいくため、人手を加えないことにしてあり既存の歩道を含めて、ルートの整備はないそうです。
なので、核心地域にある山頂登山とか縦走とかのルートはなく、
一般的には暗門の滝、十二湖、崩山、白神岳、小岳、二ツ森、藤里駒ケ岳、岳岱自然観察教育林などいったような軽登山やトレッキングコースなど、いくつかのコースを分けて歩くようです。
今回のツアーはとても広範囲の移動で、立ち寄る場所もいくつかあったので、
自分なりに地図をチェックしてみました(笑)
今回のツアーでは、まず秋田県側から
白瀑神社でガイドさんと合流
留山(とめやま)トレッキング
秋田県山本郡八峰町に位置する山で、全国各地にある留山同様、「伐採を留める」ということからその名が付きました。通常ブナは標高400メートルを超えた辺りに生えますが、留山は標高160~180メートルほどでありながらブナが生い茂るという珍しい場所です。遊歩道やベンチも整備されており、散策感覚で白神山地を満喫することができます。
荒廃をふせぐため、ここの入山にあたっては白神ガイド等の同伴が必要です。
今回もガイドさんのお話を聞きながら森の成り立ち、自然の息吹を心の底までかんじることができました。入山とともにピーキョロロと澄んだ声で鳴くアカショウビンという鳥にも歓迎されたようで遠くに近くにその声を聞きながら、あるときは頭上を飛ぶ姿さえ目にすることができてとってもラッキーでした♪
もう少し海岸線をバスに乗って北に移動。
真瀬渓谷・三十釜 (ませけいこく・さんじゅうがま)
渓流釣りでも人気の真瀬渓谷。その中でも三十釜と呼ばれる場所は、奇岩や穴つぼの間を縫うように川が流れることで名所となっています。新緑と川の流れがとても綺麗でした。
歩いて行くとぶなっこランドに到着。ここで館長さんから青秋林道のお話をきくことが出来ました。
(青森県と秋田県にまたがる林道開発が多くの反対運動で中止になったことが、結果世界遺産となる白神山地を残した)
ぶなっこランドからアスファルトの道が終わるまで車で走り続けると、アスファルトが終わったところが二つ森の登山口だとききました。車から降りたところで世界自然遺産の入口なんですね~
宿泊はアオーネ白神十二湖
コテージが何棟も並んで北欧の雰囲気がとても素敵です。
室内も綺麗に掃除してあって、寛ぐことができました。
一棟にリビングの他に寝部屋が3つ、ベッド6客数。
そこに二人だけの割り当ては贅沢というより少し寂しかった(笑)
別棟にある大きな温泉にゆっくり入って疲れをとりました。
ぐっすり眠りましたが、朝雨の音で目が覚めました。
バスに乗り込んで出発の頃には雨脚も弱まり、天気予報でもこの後には雨は上がるとのこと、
今日もまたラッキー♪
日本キャニオンというのは、
崩山の崖の様子がグランドキャニオンに似ている様子からついた名前です。
十二湖は白神山地の西側に位置し、江戸時代(1704年)の大地震によって沢がせき止められ、形成されたのだそうです。
崩山の中腹(大崩展望所)から眺めると、大きな池が12ほど見えたことから「十二湖」といわれるようになったと言われ、広大なエリアに、大小さまざまな池と、天然のブナをはじめとする森林の中で、野生の動物や野鳥、小さな昆虫などが豊かな生態系を育んでいるところです。
森林浴によるリラックス効果が認められる「森林セラピー基地」としても認定 されているそうですが、ゆっくり歩き深呼吸をしたり小鳥のさえずりに耳を傾けたりと、、
本当に身心ともに解き放たれてリラックスしている自分を感じることができました。
↑
カツラの木
↓
ブナの木は樹齢50年で缶ビールくらいの太さ、100年で人間の腰回りくらいの太さに成長するそうです。たくさんの実を付け落ちた実から環境の良いところでは芽を出し育っていきます。
今年新芽を出したばかりのブナ
↓
本葉がでたブナ
↓
カワセミやアカショウビンをねらって大砲レンズを構える常連さんがいらっしゃいました。
ピーキョロロ♪鳴き声は聞こえたけれど残念ながら私が捉えたのはカケスという鳥だそうです。
しかも、ピンボケ(笑)
森羅万象。。。
水の生まれる森が万象を育む。。。
朽ちた大木が暗い森に陽だまりをつくるとそこには新しい芽生えが始まる。
生物が集まり肥沃で芳醇な大地を作る。
歩く途中で時々立ち止まり、目を閉じ胸をひろげ深呼吸する。
木肌に触れ、風の音を聞く。鳥が羽ばたき木の葉を揺らす。
鳴き声がこだまする。
「木霊」と書いて「こだま」、、ここにいてなるほどと実感できます。
白神山地が開発されなかった理由にブナの木が柔らかくて加工品にならなかったことと
第一番には水源の保護だったそうです。
沸壺の池
写真中央付近から水が湧いて池に流れ込んでいるそうです。
青池
鶏頭場の池
ハクウンボク
ハクウンボクという木の花は毎年は咲かないのだそうで、この木の花を見れたひとは幸運と言えるでしょうと、ガイドブックには載っているそうで、これもまたラッキ~♪
いくつものラッキ~が重なってほんとうに素晴らしいトレッキングを楽しむことができました。
アルバム
↓
白神山地(留山~十二湖トレッキング)アルバム
by a-echi8725
| 2015-06-06 23:37
| --白神山地
|
Comments(0)