八ヶ岳(硫黄岳、横岳、赤岳)縦走 |
2018年6月9日~10日
硫黄岳(2760m)~横岳(2829m)~赤岳(2889m)
蓼科カントリークラブ三井の森を過ぎて、
唐沢鉱泉、桜平分岐までバス、そこからは夏沢鉱泉の自家用車で迎えに来てもらい
桜平登山口から登る。
シラビソの森
苔蒸す森を歩く
マムシソウ(テンナンショウ)
キバナノコマノツメ
タチツボスミレ
オサバクサ
コミヤマカタバミ
まず昼食休憩
北沢沿いを歩き続けます
コヨウラクツツジ
オーレン小屋に到着、休憩。
昨年はここで宿泊して硫黄岳と天狗岳~北八ヶ岳を白駒の池まで18Km縦走しました。
オーレン小屋の夕食は桜鍋だったな~美味しかったな~と思いだします(^^;;
夏沢峠
広く長い八ヶ岳をここから南と北に分けて南八ヶ岳、北八ヶ岳と呼ぶそうです。
イワウメ
ウラシマツツジ(黄花) コメバツガザクラ(白花)
背の低い小さな花が岩にくっついて咲いています。
ジグザクの急登ですが、見上げれば青い空と白い雲~♪
爆裂噴火で大きく裂けた噴火口
硫黄岳の頂上は真っ平で広くて360度の眺望も素晴らしいのです!
時間も順調に早く着いたので、みんなで思い思いに写真撮ったり、おやつ食べたり
ゆっくり休憩できました。
お天気いいし、最高~(^o^)
硫黄岳山頂から真向かいにド~~ン!と対峙しているのが、左横岳と右赤岳
明日はあのギザギザを越えて赤岳登頂のち、文三郎尾根から行者小屋、南沢コースから美濃戸登山口に下ります。
硫黄岳山頂から見下ろす稜線の真ん中に小さく青い屋根、硫黄岳山荘が見えます。
今日は、そこまで行って宿泊です。
コキンバイ
硫黄岳山荘に宿泊
朝は5時朝食、準備体操をして5時50分に出発♪
天気予報では午前中は曇り、午後から雨が降りそう、、みたいですが、
行者小屋まで午前中に下りてしまえば、あとは雨でもぜんぜんオッケーな気分。
出だしは気分上々♪青空が綺麗です。
でも、風がすごい!!
もっとも、この稜線は一年中強風が吹いているところだそうですが。
穂高連峰と槍ヶ岳
御嶽山
常念岳・・北岳・・
富士山
キバナシャクナゲ
いよいよ横岳の主峰にアタックです。
カメラは仕舞ってください、危険ですとガイドさん。
横岳登頂タッチ~♪
[
「ここからはツクモグサをはじめ、高山植物がたくさん咲いています。
カメラを出してお花見しながら歩きましょう。」とガイドさん。
今回のツアーでは、カメラを持って写すことを寛容に見てくれて、
わざわざ時間を取ってくれたりもしました。
今まで、登山中にカメラ撮影は迷惑なこと、危険なこと、とツアーでは
歓迎されずいつも一番後ろを歩いてきましたが、
今回のガイドさんは、植物の説明などを加えながら
特にツクモグサの群生などは時間をゆっくり取ってくれました。
感謝ですm(__)m
クモマナズナ
イワウメ
ウラシマツツジ
チシマアマナ
ハクサンイチゲ(蕾)
ハクサンイチゲ
ウルップソウ(蕾)
イワヒゲ
ミネズオウ
チシマアマナとオヤマノエンドウ
チシマアマナ
キバナシャクナゲとハイマツ越しに赤岳山頂を見る
ツクモグサ
初めて見るツクモグサは写真で見たより、小さい花なんだな~という印象でした。
曇り空のせいか?完全に開花した状態で見る花は写真に収めることは出来なかったけれど
こんなに群生しているとは思ってもいなくて!
群生した花が風に揺れる風情も美しくて、もうう~大感激です!
ミヤマキンポウゲ
チョウノスケソウ
チョウノスケソウは匍匐性の常緑小低木です。
北アルプスとか多くの山で見られるチングルマと似たような性質ですが、
八ヶ岳にはチングルマは生息していないそうです。
ハクサンイチゲ
オヤマノエンドウ
ミヤマキンポウゲ
ここからは花も少なるし、岩登りになるので自身もカメラも危険なので
もうカメラはしまいましょうとガイドさん。
ほんとうに頼りになります。
標高も高くなっているので息があがりました。
↑↓
隊列の前にいて先を降りていたときの待ち時間にスマホでカシャ(^^;;
赤岳北峰
赤岳頂上山荘に到着。小休憩、有料でトイレを借りられます。
赤岳山頂~♪
私達のメンバー以外は誰もいない山頂!
凄くないですか?
文三郎尾根から降ります。
はい。ここからまたカメラはリュックに片付けましょう!
ずっと急な下り。クサリと梯子と鉄網の階段の続き。
なるほどカメラなど持っている余裕はありません!
(実は2年前の7月にも、この文三郎尾根を行者小屋から赤岳山頂まで往復しています。
雨風の強い日で足元しか見えず、必死な思いで前の人の跡をついていくだけだったのに、、、
なんと、カメラ持ってお花を写していたのですね~
今、思うと怖い。。。^^;;)
行者小屋まで下りてきて歩いた軌跡を見る。。
↓画像、一番左のとんがりが横岳の主峰、ギザギザを登ったり降りたりして、一番右が赤岳
つい、いましがたあそこを歩いていたと思うと、、感動です!
昼食にカレーを食べてゆっくり休憩をしたあと、
行者小屋からは南沢コースで美濃戸口まで降りる
ミネザクラ
鹿の親子に会いました。小さい子は少し離れたところにいたのでツーショットは出来なかったけれど
警戒する様子もなくのんびりと歩いて行きました(^^)
美しい苔の森
予報どおりにお昼休憩をしたあたりからポツポツと雨があたったり、、上がったり。
何度も雨具を脱いだり着たりもしたけれど、
やっぱり苔の森は少し霞んでいたくらいが素敵♪
尾根では晴れて青空の下、
森ではしっとりと苔が濡れて、
こんなに条件に恵まれると、今年のツキを全部使い果たしたかと心配になるほど(笑)
コイワカガミ
コイワカガミの群生 花の色も濃く葉の色も銅色が綺麗です
イチヨウラン
ホテイラン
思った以上にホテイランがたくさん咲いていて驚きました。
こんなふうに番号札が立っていたものも多く、手厚く保護されているのですね。
先日青森ではヒバの木の下に咲く「ヒバの森の妖精」と呼ばれるヒメホテイランに逢ってきましたが、
八ヶ岳ではシラビソの森ですね。
「シラビソの森の妖精」どうか乱獲されることなく増えていって欲しいと願います。
モミジカラマツソウ
南沢コースは急登ではないけれど
大小の石や木の根が多く滑りやすいので気を付けながら約2時間半ほども歩きます。
途中、ホテイランの撮影を許されてみんなで隊列を崩して
わらわらと散って写真を撮っていました(笑)
美濃戸山荘に着きました。
小休憩、ここが美濃戸登山口になります。
自家用車は近くまで乗り込んでこれるのですが、
ツアーバスは来ることができず、我々は麓の別荘地、バス停留所まで歩きます。(ちょうど一時間くらい)
イカリソウ
エンレイソウ
黒とか白の花はよく見てきましたが、ピンクの花は初めてでした。
ベニバナイチヤクソウ
ヤマツツジ
ササバギンラン
6/9日 桜平登山口11:26・・・夏沢鉱泉12:07(昼食休憩)・・・オーレン小屋・・・
夏沢峠14:07・・・硫黄岳15:21・・・硫黄岳山荘16:01(宿泊)
6/10日 硫黄岳山荘出発5:50・・・横岳主峰山頂6:50・・・赤岳南峰山頂9:55・・・
行者小屋(昼食休憩)11:30~12:09・・・美濃戸山荘15:01・・・美濃戸口バス駐車場16:05
全行程徒歩距離23.2Km
ツアーガイドさんが作ってくれたコースタイムより両日合わせて1時間ほど短い時間で達成できました。
あんなにゆっくりお花見をしながらだったのに、天気予報が悪かったおかげで登山者の数が少ないため
すれ違い待ち時間などのロスがほとんどなく、また参加者のマナーや協力体制もバッチリよかったからだと
おほめをいただきました♪
美濃戸山荘から美濃戸口までがと~っても長くて疲れた足には厳しいと言う声もありましたが、
私的には、林道に咲く花もあって退屈しなかったし、
本当に2日間、素晴らしい好天に恵まれ花に恵まれ最高の山歩きができて幸せでした!♪
テンションアゲアゲなのが伝わってきました。硫黄岳山荘からの展望は感動ものですね!
ホテイランやツクモグサなどのお花もお花達も可愛いいですね。いつかはこの時期に行ってみたいと思いました。
群生に会われ、また今まで見たことない花にも会われたようで
良かったですね。
実は、所属してる団体のメンバーも8、9日と八ヶ岳登ったんですよ。
今夜は、例会があって、そこでechiさんが撮ったオヤマノエンドウノやツクモグサの群生は全く同じ場所で
写したと思いますよ。
私は自信がなかったので行かなかったですが・・・・
やはり同じころに撮影会があったのですね、たしか、、今頃ではと思っていましたが、nickさんも行っているものと思っていました。ツクモグサは横岳だけといってもいいでしょうね、、
写真撮影いいですよ、と言ってもらえたのも限定の区間でそれでも足場がわるいのでヒヤヒヤものでした。
ツクモグサも思ったより小さくて、オヤマノエンドウもシャクナゲもキンポウゲも何もかも他の山で見た花より全部小さくてこの山の気象の厳しさを物語っているようでした。
所属団体の花の写真はnickさんの担当なのに(勝手に決めてます^^)残念だわ~!