2018年 08月 08日
谷川岳~一ノ倉岳~茂倉岳縦走
2018年8月5日(日)晴天
谷川岳(オキの耳1,977m)~一ノ倉岳(1,974m)~茂倉岳(1,977.9m)縦走
谷川岳ロープウェイ土合駅から乗って天神平駅で降りる
ここから、スキー場、天神峠までリフトが出ていますが
天神尾根登山口はここから。
谷川岳トマ、オキ、双耳が迎えてくれます。

湯檜曽川を挟んで対峙する白毛門、笠が岳、朝日岳、清水峠~

ちょっと前の天気予報では、雨模様と、、、
それが、2日前には曇り後雨になり昨日の予報では一日晴れになっていてラッキー
連日の猛暑に茹るような毎日でしたが、今朝夜明け前の気温は22度でした。
寒いくらいで、びっくり!
日中もあまり気温が上がらないでほしいな。
でも熱中症対策を万全にして、
楽しい山登りにしたいです♪
天神平からの登りはじめは木の階段が続きます。

天神尾根ー田尻尾根分岐

山全体が蝉の声!

ノギラン

ホツツジ

アカモノの実は足元、岩の間にたくさん赤い実をつけていました。

熊穴沢避難小屋を過ぎると、視界が開け尾根の両脇の山々が神々しい
紅葉したナナカマド越しに爼嵓山稜から万太郎山

岩に鎖やロープなど、結構急な坂になってきました。

おお~~素晴らしい谷川山塊の眺めです
天神尾根から西側、肩の小屋から万太郎山~仙ノ倉山~平標山まで続く尾根は
ちょうど新潟県と群馬県の県境です。

ツルリンドウ

1,900mを越えたあたりでしょうか、、
笹に覆われた登山道は見晴はいいのですが、
今日の陽射しがキツイ。。。
風もたま~には吹くといった感じで、やはり暑い日になっていました!
少し歩いては、足がとまってしまう。。。
道はジグザクしていくので、写真でみると方向がとんでもないほうだった?
と思うのは私だけでしょうか?
写真真ん中中段より上の岩、てんぐの泊まり場
右の落ちそうな?岩はざんげ岩

天狗の止まり場
みかどさん、おにぎり食べてパワーアップ♪

天狗のとまり場のあたりから後ろを振り返ったところです。
写真左中段あたりに開けたロープウェイ天神駅
そこからずいぶん登ってきたのが目に見えますね!

ザンゲ岩を少し登ってから振り返ったところ、
大勢の登山者が行きかう登山道の中で貴重な休憩場所でした。
(日陰はないけれど、、)

オヤマリンドウ(花は平開しないそうです)

西黒尾根分岐
肩の小屋のトレードマーク

ヤマハハコ


俎嵓山稜から遠く仙ノ倉~平標山方向

ザンゲ岩あたりからオキ、トマを見る
昨年秋にはガスガスで何も見えない山頂に向かって登っていたけど、

今日は山頂に向かう列まではっきり見えます(笑)

こんなにゴツゴツ岩坂だったっけ?
一年前の苦労など忘れてしまっていました~(^^;;

ハクサンフウロ

ミヤマシモツケ

やった~♪
暑くて暑くてゼイゼイしながらでしたが、やっと一峰トマの耳踏破♪


トマの耳~オキの耳の間、尾根はお花がたくさん咲いています

お花見、写真、ゆっくり楽しんで
オキの耳ゲットォ~♪

オキの耳で休んでいるうちにすでに時間は11時40分になっていて、
朝食たべたのは5時前に車の中だったし、
暑くてバテバテだし、、
色々言い訳しながら昼食休憩することにしました。
奥の院の祠にお参りして、その上奥に登るとちょうどいい場所があるのですよ。
ちょっとわからないところ、みかどさん案内のお陰です。

あまり人が気が付かない場所で、平で、広くて、眺望抜群のパーフェクトスポット(^o^)

本日のメニュー
みかど亭、特製ケンチン汁
くりちゃん印の茄子漬け
私のチキンサラダはレモン塩風味、アマニオイルドレッシング
野菜とミニトマト
デザートは冷え冷えのスイカとくずきり餡こ
各自で持ってきたオニギリとか炭水化物
「ご馳走様でした~」
これだけ食べればまだまだ行ける~~エイエイオ~
ここで48分(も!)休憩。
ここまで掛かったタイムは5時間15分(遊びすぎ?)
ここから最終地点茂倉山登山口まで下山、標準コースタイムで3時間50分。
私達ったら何分でいけるでしょう?
さあ、また頑張りましょう!
ミヤマコゴメクサ

ミネウスユキソウ



ツリガネニンジン

タカネコンギク

ノゾキから見下ろした一ノ倉沢
写真ではどうしてもあのダイナミックな谷を撮れません

ワレモコウ

アキノキリンソウ

ウメバチソウ

ハクサンオミナエシ

ヒメシャジン
(細い葉が互生、花も互生している。花弁から花柱が突き出していない。)

ツリガネニンジン
(卵楕円形の葉は3~5枚で輪生する。花も段状に輪生して花柱が長く突き出る)

これはミヤマシャジン?
(おしべの先が花ビラから飛び出し、ガクや葉の縁が鋸歯状にならない)

ミヤマシシウドでしょうか?
セリ科のレースのように咲く花はどれも似ていてさっぱりわかりません(^^;;
葉を写してこなかったのは失敗でした。

ベニイタドリ

イワショウブ

少し色のついたイワショウブ(^^)

トリカブト

キンコウカ

クロズル

タカネコンギク

ノウゴウイチゴ

一ノ倉岳、登頂♪

一ノ倉から先は初めて踏む尾根です。
一跳びで登りたい山でしたが、、
やはり谷川連峰、容易くありません。
結構な登りで45分もかかってやっとでしたが
トマ、オキ、一ノ倉岳をバックに茂倉岳までコンプリート♪
ばんざーい(^o^)v

茂倉岳山頂付近から今歩いて来た道を振り返って。
一の倉岳~オキ、トマ
見晴の良い風景です。まさに深い山の真ん中に立っている。
そんなことが実感できる場所でした。
ここでスマホで動画を撮りました。
360℃のパノラマです。
このブログでは全容が載せられないのが残念

ジャノメチョウが看板の肩に止まって素敵なアクセント(*^^*)

茂倉岳の北斜面、
これが自然のお花畑、飾ることなく楚々として伸びやかに広がる花の咲く斜面
本当に素敵だな~と思いました。


下界には高速道路、ICなどが見えています。

望遠でオキ、トマ、小さく肩の小屋。
これが見えるのもここが最後

茂倉新道、どんどん下ります。
下山口が600mくらいなので、標高差約1,300mを降りなくてはなりません。
途中、茂倉岳避難小屋
トイレあり。水場は外に降りて?分。小屋の中は板敷き

谷川岳の途中から上越新幹線の排気口がいくつか見えていて、
ああ、この下をトンネルが通っているのだと実感。

「山と高原地図」昭文社では茂倉新道は木の根が露出、歩きにくいと書いてありましたが
最初は根っこの階段状で浅かったり深かったり不規則な足場を急登下り。
途中大木の根がむき出しで道の路肩に被さっていて、
乗れば滑る、跨ぐには大きな株で、慎重に慎重に、、


木の根っこが終わると、なんでこんな道にロープが?
ツルツル滑る土になるんですね。
ようやく美しいブナ林になってふかふかの道になって
下山口も近づいたかと思ったら、、

最後の標高差100mになったくらいから
騙された~(TT)みたいな急坂になって、、
疲れた足膝に一足一足の重さが痛みになってきます。
陽が影ってきて、何時?
もう時計を見るのはやめましょう~
明るいうちにはつけるよね!
そんな励まし方(笑)
そして、やっと、とうとう、
こここそが本当のコンプリートです。
明るいうちに下山、めいっぱい楽しんで歩くこと、ミッション大成功~♪
みかどさん~
くりちゃん~
暑くてきつかったけど、楽しかったです。
ありがとうございました。


谷川岳ロープウェイ-----天神峠7:45・・・天神尾根分岐8:00・・・熊穴沢避難小屋8:35・・・
天狗の止り場9:23・・・肩の小屋10:40・・・トマの耳11:05・・・オキの耳11:45・・・
奥の院12:12-13:00(昼食休憩)・・・一ノ倉岳14:05・・・茂倉岳15:00・・・
矢場の頭16:40・・・茂倉岳登山口18:35
全行程距離10.3Km 時間10:50 (ちょっと笑えて、少し反省)
2018年 08月 02日
火打山から妙高山縦走
2018年7月28日~29日
火打山(2,462m)から妙高山(2,454m)縦走
笹ヶ峰キャンプ場の駐車場までバス。広々トイレも完備です。
ここまでにも車窓から広い牧場が見えたりすでに標高が1,320mということもあり
高原の清々しい雰囲気漂うところです。

道路向き合ってこちらが、登山口の駐車場。
ここも、結構な車の数駐車できます。
立派な門をくぐって登山開始♪

最初は緩い登り坂はほとんど木の階段で道幅も広く
ブナ林の中を気持ちよく歩いて登ります
凄いブナの大木!友人が撮ってくれた画像が素敵だったので、いただきました。
くりちゃん~、ありがとうございます(*^^*)

約50分ほど登ったところで黒沢橋(1,575m)
ここで立休憩。今日も暑い日です、水分塩分補給は大事です!

黒沢橋を過ぎたあたりから階段はなくなり、木の根が張ったデコボコ道になります。
12曲りといってジグザグに12分割の道標がちゃんとついてる(笑)

ソバナ?

ヤマブキショウマ


12曲りは案外あっという間に過ぎて、
ここからは急登になります。
富士見平分岐(2,064m)
黒姫山の向こうに富士山が見えることもあるそうですが、今日は見えませんでした。
火打山~妙高山は国立公園、その中でも↓図の黄色地区は特別保護地区指定されています。
そのほか村落など住民が澄んでいる地区でも建物の色、素材、の規定や
車の乗り入れができない場所も広くあるのだそうです。

このあたりにはオオシラビソの木がツンツン立っていて、
今は大きな見事なマツボックリ?がたくさんついていて、写真にも撮ったはずが
ピンボケだったり、遠くてうまく写っていませんでした。
濃い黒曜石のようなとてもイケテル色なんです!
紹介できなくて残念。すみません~


山頂まであと4Km。

ヤグルマソウ

岩の奥にヒカリゴケが光っています♪
太陽に光の加減で見えたり見えなかったり、ラッキーでした♪

クルマユリは小さくてもハッキリした色と形で
今が旬ですね、たくさん咲いていました

結構な肩くらいまで藪になった道をずんずん登っていくと、
あ~火打山見えた~(^o^)
とその手前に三角屋根の小屋も見えて、
「わ~可愛い小屋!メルヘンみたい~」と歓声があがります(笑)


三角屋根が見えたあたりから、みんなのテンションも上がって
重くなった足にも力が蘇ります。
高谷池ヒュッテに到着♪(2,105m)
8:15に登山口を出発して、3時間50分ほどで到着。11:50
バスの中でサンドイッチを食べたのは5:30くらいで
あとは、休憩のときに自分自分のタイミングで行動食を取りました。
途中でアミノバイタルを飲むとか、おにぎりを少しづつかじるとか、
お弁当でもらった巻き寿司を一つ二つづつ口にいれるとかだったので
ここでは、30分ほどのたっぷりの休憩。
残っていた巻き寿司を食べて
冷たくして持ってきたスイカと茄子漬けが美味しかった~(^^)

たっぷりの休憩のあと、ここから高谷池の周囲の木道を歩き火打山に。
ヒュッテ側から火打山を見て↓

木道からヒュッテを振り返って。

しばらく歩くとロックガーデンが現れて、花いっぱいに足が止まるけど、
また同じ道を戻りますと急かされて、、、

キジムシロ?

オトギリソウ

チングルマ

ハクサンコザクラ
遠くにも近くにも群生していますが、
強い陽射しでコンデジではうまく写すことができませんm(--)m

イワイチョウがまだ花を咲かせていないものが多かったけれど
葉っぱがびっしり絨毯のようにひしめいています。

ハクサンコザクラ

天狗の庭から火打山を見ます~

池塘にワタスゲがぽわぽわと揺れてその可愛いことは!

池塘に写る逆さ火打山です


天狗の庭を過ぎて山頂まであと標高350m
最後の登りがキツイ。。

トリカブト

オオバタケシマランの実

マルバダケブキ



ヒメシャジン


シシウド

ヤマオダマキ

ヤマハハコ

雨上がりの朝とかにはよく見かけるそうですが、
こう毎日日照りでは、、雷鳥さん毎日どんなふうにお過ごしでしょうかね?


火打山もやはり火山だったのですね、
噴火口らしいです。

登頂です♪14:00

山頂から見える明日登る予定の妙高山

日本海、わかりにくいけれど、画像中段左上に見えるのが佐渡島

しばらく山頂でわいわいしてすぐに下山。
同じ道を引き返します。
振り返れば、ど真ん中に先ほどまでいた火打山が、、
行くときにスタスタと進んだロックガーデンに少しのんびりさせてくださいと
ガイドさんにお願いしました。

そしてもう一度、高谷池に戻って
やっぱりこの景色最高だわ~と和みます。
池塘の黄色に見えるのは(本当はもっと赤い)
モウセンゴケです。
本当はもっと水が多くモウセンゴケは水の中にいるくらいなのに
毎日の日照りで池塘が小さく乾いてきているのだそうです。

ヒュッテに帰って、寛いで夕食を食べてテレビを見ます。
台風12号の様子が気になります。
が、台風は予想に反してまた西に進路変更というではありませんか、、
夜中のうちに雨を降らせ風も弱くなっているとのこと、
添乗員さんもガイドさんも大丈夫と太鼓判をおして部屋に戻りました。
明日の朝ご飯の赤飯をもらって、リュックの荷物整理をして
「おやすみなさい!」
翌朝4時、ヒュッテの玄関前に集合4:15出発。
まだ暗いし、小雨で煙ったように何も見えない中、
ヘッデンをつけて歩き始めました。
暗いし雨で木道やゴロ石はすべるしで
みんな無口になってヘッデンの灯りを便りに歩きます。
茶臼山(2,171m)4:37
明るくなってヘッデンを消します。

黒沢池ヒュッテ(2,000m)5:15
ずっと下って歩き始めてちょうど1時間、トイレ、水分補給。
朝ご飯は自分の空腹感と体調と相談してと指示あり。
雨は出たときより強くなっているようです。

黒沢ヒュッテからはずっと登ってやく40分。
大蔵乗越 (2,146m)5:55休憩
ここは妙高山噴火口の外輪山です。
雨が降って喜んでいるのかサンショウウオが道に出てウロウロしているので
ガイドさん、「踏まないように気をつけてください~!」と注意します。
「国立公園、特別保護地区」ですからね

長助池がガスの中でぼんやり見えていますが
横に見下ろしてどんどん下ります。
へつり?のような下り坂で足元もゴロ石で、何か所も崩れたような場所もあり
頭上には木の枝やら、、気をつけて歩きます

長助池分岐(2146m)6:45
外輪山を登って下ったところ、
さらに今度は妙高山の本当の頂上を目指します。

かなりの急登、何度か立休憩しながら登ります。
雨も降ったりやんだり、気温の高い中雨具の脱着はめんどうがらずに!

妙高山!登頂~!(2445.8m)8:45
おめでとうございます♪
雨が止みそうですが、風が凄い!!
景色も見えないので集合写真バンザイして写してもらったら
すぐ下山します。

さっきのは北方でこちらが南峰(2454m)
こっちが高い、本当の頂上はこっち。
妙高大神が祀ってあります。
風、強すぎてゆっくりできない。
先に急ぎます。

頂上からの下りは岩でした。
天気がよければ登る途中からでも写真が撮れたのだろうけれど
全貌をお届けできないのが残念です。
岩、、でした。
鎖は一か所一人が終わってから次の人が掴む。
ツアーでは何人かがつながっているので、
こういうところで時間がかかります。
単独登山の人には渋滞迷惑をおかけしていますm(--)m

鎖場はちゃんとステップが刻んであったので怖くはありませんでしたよ(^^)
風穴、穴の中から涼しい風が吹き込んでいましたよ!

天狗堂(1,930m)10:44
だいぶ降りてきました。

タマガワホトトギス

山から湧いて流れてくる水は真っ白で硫黄臭が漂っています。
熱いかな?触ってみたら冷たかった(笑)

北地獄谷麻平分岐
なんか、、怖そうな名前。。。

名前のとおり、登山道左側はずっと崖に草が生えてるだけ、、と言う。
しかも微妙に左に傾斜しているし(><))
ここで落ちたら、アウト!
慎重に歩きます。
上が「称明滝」下が「光明滝」
木の枝が伸びているせいか?滝壺があるのか?ないのか?
見えなかったのは残念です
が、やはり滝の流れは清涼感を味わせてくれますね

赤倉温泉の源湯を集めた小屋がありました。
赤倉温泉の湯はすべてここから供給されるようです。
ここから燕温泉登山口までの舗装された道は温泉水の供給パイプが埋めてあって、
そのために整備されたもの、登山道にも利用されているのだそうです。

途中は見えなかった妙高山が下山近づくとよく見えるようになって
あ~、あんなところまで登ってきたんだな~と感慨一入です(^^)


長い、長~い道のりでした!
妙高山、覚悟はしていたけれど、
それ以上に厳しかったかも?
でも、色々なバラエティ豊かな面白い山だったな~という感想です。


7/28 笹ヶ峰登山口 8:15・・・黒沢橋 8:50・・・富士見平分岐 9:40・・・高谷池ヒュッテ11:50~12:20
天狗の庭 12:40・・・雷鳥平 13:23・・・火打山登頂 14:00・・・・高谷池ヒュッテ 15:48 泊
7/29 高谷池ヒュッテ発 4:15・・・黒沢池ヒュッテ 5:15・・・大倉乗越 5:55・・・長助池分岐 6:45・・
妙高山登頂 8:45・・・天狗堂 10:44・・・北地獄谷麻平分岐 11:55・・・燕温泉下山口 13:03
前行程距離 24.4Km 16時間21分(休憩含)

*花の名前等、間違えているものがあったら教えていただけたら幸いです。
2018年 07月 22日
天を突く鋭鋒「槍ヶ岳」縦走
2018年7月14日~7月16日 槍ヶ岳(3,180m)
いつかは、、登ってみたいと憧れの槍ヶ岳。
自分の体力と技術で果たして登りきることができるのか?
まして、先日の巻機山での熱中症のこともありかなり不安の中での出発でした。
でも巻機山で経験したことはむしろ、今回の槍ヶ岳登山の準備をする中で
とても貴重な経験になっていたことだと思いました。
日本熱中列島のさなか、北アルプスの麓も例年にない暑さの中でしたが
晴天の空の下で絶景を思う存分に味わった3日間でした!
ツアーバスで沢渡バスセンターまで。シャトルバスに乗り換えて30分上高地着。
山登りをしない人でも知っていますよね、あまりにも有名な上高地の風景。
清涼な梓川に架かる河童橋とその背景には穂高岳

蒼く透き通った川の流れ、、夏色の草木、どこまでも青い空

ここまでは、上高地から歩いてすぐ観光の方もたくさんいらして
賑わっていました

梓川沿い歩いて5分ほどで「森のリゾート小梨」キャンプ場

左手には凛々しい明神岳

河童橋から約1時間ほど歩いて明神館
少し早目だけれど昼食休憩

歩き始めると、いつも左手に雄大な穂高山脈がついてくる!

さらに1時間ほどで徳澤園
広いキャンプ場

徳澤園のロッジ前に噴霧散水してあって涼を醸しています。
ここではソフトクリーム500円が売っていますよー
食べるの夢中で写真撮り忘れ、美味しかったですー♪

カニコウモリ

ハクサンオミナエシ

センジュガンビ

コイチヤクソウ(小一薬草)7~8センチ

モミジカラマツ

トリアシショウマ

ヤマホタルブクロ

新村橋

前穂高、奥穂高に架かる橋~夢のような景色です。
今日は見るだけ、いつか行ってみたいな。。。
と、同行者につぶやいたら
「今が一番若いのよ」と言われました。
その通り、、決心しないとだんだん行けなくなる。

横尾山荘





どこまでも梓川と並行して歩きます。
ザーザー音を立てて勢いよく流れて気持ちいい~

ニッコウキスゲ

ミソガワソウ

サンカヨウ

道端の花を眺めながら歩きます。


横尾山荘から約2時間ほど槍沢ロッジに到着。
今日はここで宿泊です。

16時過ぎについて部屋に荷物を下し、まだ明るい陽射しの中外のベンチでゆっくり過ごしました。
標高は約1,900mなので寒くない。夜になっても暖かでした、18度くらいだったのかな?
夕食を食べて20時半消灯。
昨晩はいつものように緊張のためか心配のせいか?
起きる時間も3時だったし、出かける前の晩はほとんど眠れていないので
この晩はぐっすり眠ることができました。
明けて、朝は4時起床
朝食を食べて支度を整えてロッジ出発が6:20
ババ平キャンプ場でトイレ休憩。このあとは殺生ヒュッテまでトイレありません。





大曲
アイゼンは用意していったけれど雪渓もほとんど融けていて使うこともありませんでした。

U字谷、やっと槍の頂が見えてきました!


手前ハクサンイチゲ
中央チングルマ

シナノキンバイ

イワツメクサ

コメバツガザクラ

槍が見えてからが長い!

殺生ヒュッテ トイレ休憩


コメバツガザクラ

イワツメグサ

ミヤマダイコンソウ

ミヤマシオガマ

同じ風景みたいだけれど1歩づつ近づいています!


槍ヶ岳山荘前まで来ました!
ミヤマオダマキ

振り返って歩いてきたU字谷を見下ろします!
ベンケイソウ

イワギキョウ

槍ヶ岳山荘(3,080m)です!!
槍沢ロッジ(1,820m)を出てから約6時間20分(休憩含)
標高差1,260mですからゆっくりです。
強い陽射しと日本熱中列島の最中、このペースだから登ってこれたのだと思います。
やはり暑さのために途中でぐったりした人も3名ほど、
山が高いから涼しいとは限りませんね。
ほんと、熱中症対策を考えて準備したことは正解でした!

歩いて来た道を見下ろして感激!!

頂上付近も綺麗なお花畑でした

ここで、ゆっくり休憩をして昼食はカレー。
さすがに小屋の中は床が冷たくて熱い体を冷ましてくれました。
暖かいカレーと熱いお茶が美味しくて、お茶を3杯お替りいただきました。

小屋に荷物を置いて、いよいよ槍ヶ岳山頂にトライします!(13:30)

遠くからでも見えていました。。
3連休でもありますし、最初から覚悟もしていましたが。。
大渋滞です。ご来光と夕焼けのシーンでの混雑をさけて、、とかそんな選べる場合ではないですね(笑)
とにかく列に並ばなければ、先には行けないし!

登り始めて、1メートル進んでは10分止まる、みたいな。
鎖と梯子は一人終わるまでは次の人は摑まらない。
一つ岩の上は様子が見えないので、いったいどうして進まないのかわからない状態で
20分ほど待つこともありました。

そんな待ち時間は普通イライラしますか?
でもね~、
考えてみれば、むしろ贅沢な時間だったと私は思えるのでした!
標高3,000m越えからの景色をずっとこんなにゆっくり眺めたことなんかなかったですもの!
晴天の空、南アルプス、北アルプスノの峰々、富士山までよく見えて
特に南に穂高連峰、西に笠が岳が手を伸ばせば届きそうに近い。

手前黒い山は大喰岳から中岳、南岳。
左から北穂高岳、中央凹んだところが涸沢カール、並んで奥穂高
白い雲がかかっていますが、流れているのでまたすぐに遠くの山並みまで見渡せます。

中腹上まで登ってくると小槍が見えてきます。
小槍には登山ルートはないのでロッククライミングでないと立つことのできない鋭鋒なのですね。

なんと!!
そこで、あの(注1)アルプス一万尺を踊っている人を見てしまったのです!!
写真、よく見えないと思いますが、2人の人が向かい合って
あの狭い山頂でまさか本当に踊れなかったようで、手遊びをしているのをはっきり見ました(笑)
しかも、2度も。
動画を取っていたようで、スイッチをオン、オフしている様子もわかるのですよ。
パチパチと拍手して手を振りました~(^^)/
(注1)この歌の「アルプス」とは日本アルプスのことで、
歌詞の「小槍の上で アルペン踊りをさあ踊りましょう」の
「小槍」とは、槍ヶ岳の山頂付近にある岩のことです。
この「小槍」の標高は3,030mで、ちょうど一万尺です。

途中、時間はたくさんあってもカメラを持つ余裕はないので
はい!
登頂です!!
ああ~よかった~
誰にも迷惑を掛けずに登り切ることができたこと、
本当に嬉しかったです♪
頂上は4畳半くらいの狭さでしょうか、、
途中はゆっくりだったけれど、山頂ではぐる~っり1週見渡して、写真を撮ったら下山です。
みなさん後に大勢待っていますから。

登りでは2時間かかりましたが、下りは30分。
小屋に戻って、部屋で荷物の整理をしたり休憩をして夕食です。
夕食のあとで、夕焼けを見にいきましたが、
流石に寒くて、やっと3,000m級の山の上にいる気温を感じたのでした(^^)
翌朝4:44
朝はさすがに寒い!!

槍、狭い山頂にはやはりご来光待ちの人が!
限られたスペース、落ちないでね~

霞みの奥には富士山も見えました~♪

小屋から目の前、大喰岳は往復1時間ほど。
中央奥は焼岳とその奥に乗鞍岳

今日の行程は新穂高温泉まで14.4Km
標高差は約2,000m。なんという急降下でしょうね~
しっかり膝サポーター装着しました。

飛騨乗越に向かいます。
笠が岳、双六尾根方面を右に見ながら降りていきます。

シャコタンソウ

イワウメ

ミネズオウ

アオノツガザクラ

大小の石ごろごろ斜面をすべらないように慎重に足を運びながら降りますが
足元にも斜面にもお花がいっぱい~すごいお花畑が続きます♪

広い空の雲も色々な表情で見飽きることがありません♪
きれいだな~

いつの間にか樹林帯に入っていまいた。
コバイケイソウ

クロユリ

キヌガサソウ

オオバタケシマラン

ヤグルマソウ

バイケイソウ、コバイケイソウ、は白い花でよく見ていましたが
この緑色の花は
ミヤマバイケイソウです。
一輪が丸くて大きい可愛いお花ですね。

クガイソウ

槍平小屋、槍ヶ岳山荘から約3時間、休憩です。
リュックを降ろし、有料トイレを借りて少しのんびり。

滝谷出会あたり、何度か渡渉個所があります。


この沢を渡ったあたりで昼食休憩。
槍ヶ岳山荘で作ってもらった「おこわ」もち米を炊いたもの。
醤油味で美味しかったけど、高山で炊いたものは少し硬かったかな。
たくさん過ぎて残してしまってごめんなさい。

偶然同じTシャツを買ったメンバーと意気投合(^^)
色々なところでツーショットを撮りあって
苦楽を分かち合い?
お弁当を食べ終わったのが朝出発してから約5時間経っていました。
これから新穂高温泉口までもう3時間の予定。

槍平小屋

白出沢出合
ここからは林道になりますが、、

林道をさらに約1時間ほど歩いて
最終下山口は新穂高温泉口に到着です~!♪

考えてみれば、2泊3日の登山は今まで富士山しかありませんでした。
まず、荷物が重かった。熱中症対策に大量の塩分水分を用意しました。
あと、3日分のオヤツね(^^;;
ガイドさんは着替えはいらないとおっしゃいますが、
大量に汗をかくのでやはりないわけにはと用意していきました、、
しかし、槍ヶ岳山荘では更衣室も乾燥室もあったので
就寝用の着替えを持っていけば、山服は乾かして着ることもできたようでした。
その点は、これから山小屋に泊まるときの下調べが必要だと経験です。
今回、無理かもしれないと踏み切れなかった槍ヶ岳でしたが、
2泊3日ののんびり行程のおかげで完登することができました。
ツアー遂行、大変ありがとうございました!
7月14日 上高地10:12・・・明神館11:33・・・徳澤園12:57・・・横尾山荘14:15・・・槍見河原15:20
一の俣15:38・・・二の俣15:45・・・槍沢ロッジ
7月15日 朝食5:30-ロッジ発6:20・・・ババ平7:00・・・大曲7:45・・・殺生ヒュッテ11:03・・・
槍ヶ岳山荘12:10(昼食)休憩・・・・槍ヶ岳山頂(大渋滞のため登り2時間、下り30分)
7月16日 朝食5:00-山荘出発6:00・・・千丈乗越7:30・・・槍平小屋9:05・・・河原で弁当休憩10:30
白出沢出合12:20~林道・・・穂高平小屋13:15・・・新穂高温泉下山14:12
2018年 07月 05日
ウチョウラン、アワチドリ、2018年
今年もアワチドリ、サツマチドリ可愛く咲いてくれました♪
例年から比べると少し身長が短い感じがするのですが、
花の数が少ないからかな~?
遮光きつめで灌水辛めだったかもしれませんが、、
これから天辺まで咲いてくれると見た感じが変わってくるかもしれませんね(^^;;
空梅雨のようでカラカラピーカンの毎日でしたが、
昨日あたりから雨が降っています。
1週間くらいは降りそうな天気予報。
こんな可愛い花が咲いてくると
ザーザーの雨にあてるのもかわいそうで
やっぱり部屋の中に取りこんで
寝るまでにっこり眺めているのです~(*^^*)

花期が長くて一ヶ月くらいは咲いていてくれるかな(家の中のほうが涼しい)


































凄いです!!
この鉢は岩石を掘った鉢ですがずっとここに球根を植えっぱなしで
冬も外に出しっぱなし。
雪の下になっていましたが
他の球根たちの堀起こし→冷蔵庫→植え込み→灌水→
同じように揃って開花しました♪
↓

ついでに、、すぐ近くで咲いていたネジバナも載せておきます(^^)

2018年 07月 03日
巻機山で熱中症
2018年7月1日 巻機山(まきはたやま)1,967m ツアー16人
ツアーバス(巻)4:55乗車=六日町IC=桜坂駐車場登山口7:00
登山開始7:30・・・四合目8:06・・・五合目8:45・・・六合目展望台9:39
・・・九合目11:59・・・山小屋12:04・・・巻機山12:30・・・折り返し・・・登山口16:22
距離10.3Km 時間(休憩含む)8時間57分
あと4~5日で南の海上から台風が日本海に上がってくる様子の気圧配置の中
新潟市ではフェーン現象によって気温がどこでも30度を越える真夏日だったそうで
麓の六日町の下界では日中37度の記録があったそうです。
ま、そんな数値のことはしりませんでしたが、歩いている最中の暑さときたら、、
ブナ林の中は日陰ではあるけれど風が通らず蒸して暑い。。


リョウブ

4合5勺を過ぎたあたりからブナ林になります



アカモノ


ウラジロヨウラク

ベニサラサドウダン
6合目を過ぎると開け、眺望バツグンになります




シャクナゲ

ニッコウキスゲ
六合目あたりから木立もなくなり直射が暑い。。
見晴らしの良い場所にきて風も吹き抜けるようになり眺望もよく爽快なはずなのに!!
途中からどんなに息を吸い込んでも空気が胸に入ってこない感覚になり
少しめまいがするみたい。なんだか気持悪い、、吐き気がする。
少し休ませてください。
もう大丈夫かな?歩けるようになったかな?
ところが立ち上がって足を出したら「足がツってる」
「だめだ、歩けない。私はここで少し休んでいます。行けるようになったら行くし、
登れなかったら、ここで待ってます。」
みなさんに迷惑はかけられないので、一人で残りました。
リュックの中でまだ凍っていたソルティライチで頭や首や脇などを冷やして
吐き気も落ち着いてきたので自宅から保冷して持ってきた冷たいキャベツとキュウリの漬物を
バリバリと食べているうちにソルティライチも融けてきたので
飲みほしたりそうしていたら、良い風が吹き抜けているので
籠った体の熱は放散されました。
30分ほどの時間だったのかな。。
塩分補給も効を創してきたようで立ちあがって歩いてみたらなんとか登れそうです。
ゆっくり自分で確認しながら登り始めました。
まだみんなもお昼休憩していないだろうから、、頂上に着くまでには間に合うかな?
前巻機山を過ぎると
わ~凄い♪
イワカガミ、ワタスゲ、ミヤマリンドウ、斜面にずっとお花畑♪
青い空に白い雲も鮮やかに夏の色です。
谷川連峰から苗場山、八海山、中岳、越後駒、そのずっと遠方にには弥彦角田まで。
素晴らしい眺望です。







そして、頂上方向を見やるとメンバーがまだ歩いているのが見えました。
少しがんばれば、、頂上に到達したら一緒の記念写真に入れるかも!
よし、がんばろう~
可愛いお花に励まされながら小屋を過ぎ、、もうひとがんばりの登り、、
私を見つけた友人が手を広げて待っていてくれました!!
やった~ありがとう~嬉しい!!
ここでいつもの集合写真を撮ってもらうことができました。
・・・・が??三角点がない??
ジオ君をみるとまだここは、頂上ではないらしいですよ~
この山頂杭はおかしいじゃないですか?
もちろんガイドさんは知っていらしたはずなのに、
山頂まで行かなかったのはどうしたことでしょう。
あと少しで本当の山頂なのに、、、

登りで私を含め3名ほどが遅れていましたが、
下山は他の2名もすっかり体調も回復したようで順調でした。
が!粘土質の土を踏んだ靴が石の上で滑ってスッテンコロリン~と
転んでしまったというヒトコマもあり、
どうも今日の一日は体力、集中力を欠いてしまっていたようです。
それでも、全員が下山したのは行程予定より40分以上も早かったのですよ。
ふたたび、、本当の頂上に登れなかったのはなぜ??
7月は夏登山シーズンということもありいくつかの山を予定しているのに
少し心配になった私なのでした。